Hardening II SU概要

Hardening競技会は、基本的に、チームに託されたウェブサイト(例えばEコマースサイト)を、スピード感のある動きであらゆる手だてを尽くしてセキュリティ対応を実施しつつ、売り上げなどビジネスの成果が最大化するよう調整する力を競うものです。

競技期間を通して、次々と発生する膨大な量のサイバー攻撃、システム不具合に対し、参加者は自らの技術施策を繰り出すことになりますが、これに力強い助けになるベンダー製品・プロフェッショナルサービスの調達が可能です。管理機構の保護、脆弱性対応、リソース管理、コミュニケーション、記録、広報、社内調整、記者会見、その他ビジネス継続に不可欠なインシデントレスポンスをスピード感をもって、ハイレベルにこなすことの総合力が問われることになります。成果はリアルタイムに、多面的にスコアリングされ、各チームの評価の根拠となります。

毎回、新たなチャレンジがあります。それらには、よくある組織上の問題や、ここ最近のセキュリティインシデントを再現したものが含まれることでしょう。保護対象となる詳細なシステムなどの競技ルールに関わる情報は、たいてい、前日の午後までに共有されます。それまで、すべての参加者は、昨今のセキュリティ対応についての知見を共有し、それらに対応するチームのバリューを最大化するために必要となる、いろいろな技術・ビジネススキルを磨くことが必要となるでしょう。

参加希望者は基本的に、実行委員会によってチーム編成されます。1名(ピン)でもお申し込みになれますが、自分たちで「タグ」(例:#hokkaido)を決めて、申込書に記載することにより、最大3名までのメンバーで同一チーム編成希望を示すことができます。できるだけ尊重したいと思いますが、その数が多いと、チームに収まらないことがあります。実行委員会で全体バランスの調整をすることをご了承ください。

応募から参加までの流れ

すべての申込希望者は、期限までに下記の申込フォームに記載してください。
注:Hardening II SU一般募集期間は終了しました

お早めにご応募ください。そうすることにメリットのある制度もあります。ただし、応募の内容は厳正な選考を行い、すべての応募者に合否を通知します。無事通過したみなさんには、チーム編成を実行委員会で組成し、改めてお知らせします。このあと、みなさんは同じチームのみなさんと連絡をとり、競技に備えるため、さまざまな準備を行なうことになります。この期間に極めて多くの学びがあることでしょう、すでにHardening競技は始まっているのです。

前日は、長く続いた準備期間の最後の日です。遅くともこの日には競技環境が明らかにされます。何らかの準備作業にあたることができます。会場では、競技環境が準備されているところですので、特に指示がない限りはお越しにならないようにしてください。

第一日目は、Hardening Day です。 この日の朝9時に全員集合してください。この日は例年どおりですと、8時間程度の競技となります。競技参加者、マーケットプレイス、運営スタッフ、実行委員会の総勢がこの競技に集中します。また、プレス関係者や関心のある一般の方々向けに、競技の見学会やセミナーなども計画しています。全ての参加者は競技終了後、発表の準備をまとめていただくことになります。実行委員会は記録を調べ、採点と評価を行います。

第二日目は、Softening Day です。 朝から、参加全チームの振り返りプレゼンにより、競技を総括します。他のチームの実践から多くの気づきがあります。また、攻撃チームや環境整備チームからの解説など、不可欠なノウハウを数多く学ぶことができます。そして参加者全員の健闘はもちろんのこと、いくつかの表彰により勝者を讃えます。ご支援くださったMarketPlaceの企業向けの表彰も行います。この日のイベントは、夕方に計画されているネットワーキングイベントで完結することになります。
また両日のイベントの模様は、YouTube Liveで放送されるほか、その成果について、WASNight(2019夏季に開催予定)でも発表され、共有されることとなります。

札幌市への滞在は、少なくとも競技前日から6日までを計画してください。

開催場所とスケジュール

場所:サッポロファクトリーホール (北海道札幌市中央区北2条東3丁目)

  • Hardening Day: 2019年7月4日 9:00-19:30 (昼食のみ提供/終了後解散)
  • Softening Day: 2019年7月5日 9:00-18:00 (昼食含む)
    • Do’S Night: 18:00-20:30 (懇親会)

参加対象者

ビジネスパーソン、技術者、チームマネジメント、脆弱性対応、ソフトウェア開発、品質管理、コミュニケーション対応、調達管理、システム運用、セキュリティインシデント対応、ウェブ構築、顧客対応などの実務経験者、あるいは関連する役割を志す方々。技術者でない職種の方の参加も年々増加しており、歓迎しています。

  • 参加者募集人数 最大70名程度[予定]

競技参加費用

無料。ただし、競技会期間中の2日間に提供される食事などの費用を一部ご負担(目安:5000円程度)いただくこととなります。

twitter @WASForum ハッシュタグ: #HIISU

応募条件

参加者は以下の条件を満たしていなければなりません。お申し込みの提出にあたっては、この条件を全面的に承諾しているということになります。

  1. 匿名希望の方の参加はできません。また、社会人であれ学生であれ、所属団体が無い人も参加できません。基本的に、参加者が所属する会社名は特に希望や許可をいただかない限り、公開しません。業種などを社名や個人を特定しない方法で示すことはあります。
  2. 参加者は自分で会場まで来ることができ、宿泊などの手配を含め自分で費用を負担すること。
  3. 参加者は、実際的な範囲で健康であり、特別な支援がなくても自力で全行程に参加することができること。
  4. 参加者の人種、出身国を問いません。競技関連の情報は日本語あるいは英語で提供されます。
  5. Hardening Day、Softening Dayすべてに参加し、今回のイベントすべての実施に貢献できること。
  6. システム構成や技術情報など、Confidential/内密扱いとして開示されるものについて内密を保つこと。
  7. 18歳未満の参加者については、保護者との連絡の上、同意書など必要な書類を提出できること。
  8. 競技にかかわるガイド、ルール、提出物の〆切日時などの取り決めに協力し、守ること。
  9. このイベントの様子は、主催者やプレスによる報道、中継、写真などにより予告なく公開されることを承諾すること。
  10. 競技に使用する自分用のパソコンやソフトウェアなどを自分で準備できること。また、結成されたチームに協力すること。

応募〆切と参加承認スケジュール

  • 技術によるソリューションにかかわるあらゆる側面の方の貢献が期待されています。また、どんな人でもこの競技から学べることは多いので、技術エキスパートでないと思われる方でも、遠慮なくご応募ください。応募〆切は、以下のとおりです。
  • 募集期間: 本発表即日〜2019年4月19日 23:59 JST
  • 選考結果発表: 遅くとも2019年4月26日予定
  • Early Birds : 20名程度
    早く申し込んでくださった意気込みを見込んで、早く審査します。審査基準と採用方針にのっとり、合格した場合には2、3日程度でお知らせします。特に連絡がない場合、一般選考枠として発表までお待ちいただくこととなります。

Supporter 推薦枠: 若干名

  • これはHardening Projectへのスポンサー・サポーターに割り当てられた推薦枠です。審査は同様にあります。

全応募者、全参加者への特記事項

  • いずれの場合も、審査結果、合格通知を受け取るまでは、参加決定になりません。
  • 推奨される宿泊施設、交通機関などはありません。ご自分で予約してください。
  • Early Birds枠、Supporter推薦枠も共に審査を行いますので、募集期間内に必ず応募フォームに記載してください。
  • なお、本イベントご参加で、(ISC)2認定資格保持者様のCPEクレジット(16ポイント)が取得可能です。

Hardening II SU一般募集期間は終了しました

  • スポンサー、後援団体、指定競技MINI Hardeningとmicro Hardeningのシード権保有者は、個別にご相談ください。全ての調整はまもなく終了します。

競技者選考結果はそれぞれメールでのご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。

WASForum Hardening Project 実行委員一同