Hardening 10 ValueChain – The 2nd Competition of Hardening Project 2015

MarketPlaceは、この競技会をより実戦的なものにする大きな変化でした。これにより、競技は、強みの強化・弱みの保護に加え外部リソース活用の視点の勝負となりました。チームは、「仕入れ」にせよ「外部調達」にせよ、所有しているリソースをタイミングよく賢明に消費・投資することの意味や、調達した技術力をうまく使う技術・インターフェース・コミュニケーションの能力が大いに問われる形となりました。

しかし、振り返ると反省点も数多くあり、MarketPlaceも、まだまだ第一歩を踏み出したところに過ぎません。
hardening2015logoMarketPlaceを活用するチームの側には、より的確かつ迅速な見極めと、活用するスキルが求められます。それぞれの製品やサービス提供者にも、製品ではなく顧客の競争優位の視点での価値訴求が必要です。またこの競技会の設計として、セキュリティ堅牢化など地味でも事業継続に不可欠な価値のある取り組みを際立たせる面でも反省が残りました。

たとえば、競技会設計では、管理用デスクトップやシステムの脆弱性対策などがおろそかであっても、シンプルなサーバの高速化調達のインパクトによって「売り上げ」がぐんぐん上がり勝ち抜けるようでは、はたして、Hardening力が強いチームの勝利とは言えるのかどうか、ということになりかねません。

そこで、11月の競技会では、よりHardening Projectの本質的な価値の訴求を目指したコンセプトを打ち出します。

Hardening 10 ValueChain

2015年11月7、8日の二日間、沖縄県宜野湾市 沖縄コンベンションセンター会議棟にて、Hardening 10 ValueChainを開催いたします。

今回も、8時間耐久競技の形式を取ります。実際の現場での堅牢化経験に加え、本当にセキュリティを堅牢化し、ビジネスを一丸となって堅牢化し、成長を持続させる視点で戦うことが求められるでしょう。差別化要素、注力分野、そしてどのように、ビジネスの「Value」を構築し、維持し、強化するのか。それに、サプライヤーから何を調達し勝ち抜くのか。

このValueChainというコンセプトが、これまでの競技の戦い方、共有すべき成長のドライバーの視点を変えることになることでしょう。詳細は、当日までに徐々に明らかになることでしょう。学びの共有を最大化するため、Softening Dayのプログラムも大きく変更され、1日目のみならず、2日目も終日の開催となります。

ハッシュタグは、#h・v (エイチ 全角なかぽつ ヴィ)となります。全角記号をハッシュタグに使うことが苦手な方は#h10v と記載していただいても結構です。

参加を検討しておられる方は、まずはスケジュールを確保していただき、「バリューチェイン」についての調査を開始しつつ、H10VC参加募集までいましばらくお待ち下さい。

Hardening Project 実行委員会

スポンサーシップの募集

Hardening Project 2015に関心をもってくださっている全ての技術者の皆さん、ご支援や競技出場してくださった数多くのプロフェッショナル企業の皆さん、またコラボレーションの場に参画してくださった皆さん、そして日本政府および行政関連団体の皆様、SECCON、OWASPなどセキュリティ啓発活動に率先しているコミュニティの皆様に、心より感謝申し上げます。

この意義ある活動は、これまで多くの企業様・団体様のご支援、プロフェッショナルの個人の皆様のご助力により実現できました。本日より、Hardening Project 2015のスポンサーシップを募集いたします。すでに年間通しのスポンサーシップをいただいておりますが、アップグレードや、下半期からのスポンサーシップも喜んで承ります。詳細は、WASForum事務局、岡田まで、あるいは最寄りの実行委員までお問い合わせください。