開催概要

サマリー

Hardening 2023 Generativesは、サイバーセキュリティとビジネススキルを活かすイベントで、参加者を募集中です。技術者だけでなく、ビジネススキルを持つ方も参加可能です。参加者はチームを組み、ビジネスウェブサイトの運用と改善を行い、様々な攻撃に対するセキュリティ対応を実施します。このプロセスを通じて、素晴らしい体験を得て新たな仲間を見つけ、体験に基づく知見を得ることができます。
Hardening 2023 Generatives 応募フォーム

日時と場所

  • Preparation Day(s): 合格通知・チーム発表 (後述)よりスタート
  • 競技詳細資料提供 2023年10月4日(水) 会場入り <現地セッティング有>
  • Hardening Day: 2023年10月5日(木) 9:00-18:30 競技
  • Analysis Day: 2023年10月6日(金) / Networking Party
  • Softening Day(東京): 2023年10月28日(土) 9:00-16:00

Hardening 2023 Generatives 本会場(2023年10月4日 – 6日)
北海道 ルスツリゾートホテル&コンベンション
048-1711 北海道虻田郡留寿都村泉川13番地

Softening Day 会場 (2023年10月28日)
都内スタジオ予定(調整中) ハイブリッド開催

主催

主催:Hardening Project
PMO: Web Application Security Forum

ハードニングプロジェクト – Hardening Project

ハードニング競技会

ハードニング競技会は、サイバーセキュリティの実践的なスキルと知識を競うイベントです。参加者はチームを組みます。競技会で託されるビジネス・ウェブサイト(例えばEコマースサイト)を、ビジネス目的を踏まえて運用・改善することになります。降りかかるあらゆる障害や攻撃に対して、考えうる手だてを尽くしてセキュリティ対応を実施しつつ、ビジネス成果が最大化できるよう準備を重ねていただきます。

Hardening Dayでは、8時間を通して、次々と発生する膨大な量のサイバー攻撃、システム不具合に対し、参加者は自らの技術施策を繰り出すことになります。また、さまざまなマネージメント、コミュニケーション、その他ビジネス継続に不可欠な対応をスピード感をもってこなすことを通し、総合力が問われることになります。

全チームのリアルタイムの売り上げやダウンタイム関連の情報はスコアボードに表示されます。チームの仲間に加えて、力強い助けになるベンダー製品・プロフェッショナルサービスを、マーケットプレイスにより調達可能です!

競技会の翌日には、Analysis Dayと呼ばれるチームごとの振り返りが行われます。これは、各チームが自身のパフォーマンスを分析し、改善点を見つけるための重要な時間です。一次報告書の形でサマリーを提出していただきます。実行委員会は、さまざまな競技の記録から、ファインプレイ、ペナルティなどの詳細な調査を加味して、各チームとマーケットプレイスを分析し、評価します。

最終的に、全チーム、運営サイドの発表と表彰が行われるSoftening Dayが設けられています。この日は、各チームが自身の経験と学びを共有し、他のチームからフィードバックを受け取る機会となります。また、さまざまな意味で優れたパフォーマンスを発揮したチームには表彰が行われます。

応募と締め切り

過去の参加経験や、スポンサー企業内の方も含め、すべての申込希望者は、期限(詳細は後述:8月10日〆切)までにフォームに記載して応募してください。

参加対象

エンジニア職
  • ソフトウェア開発者
  • システム運用者
  • セキュリティインシデント対応者
  • ウェブ構築者
  • 脆弱性対応者
  • など
ビジネス職
  • ビジネスパーソン
  • チームマネジメント
  • セールス、顧客対応
  • コミュニケーション対応者
  • 品質管理者
  • 調達管理者
  • など

毎回、セキュリティに多かれ少なかれ関わる技術者だけでなく、関連する様々な職種の経験者の方々が参加されており、ほとんどの場合、みなさんのコラボレーションが効果的に成立したチームが優れた成果を残してこられました。

できるだけ早めにご応募ください。超速な動きのある方にメリットのあるEarly Birdsの制度も設定しました。応募の内容は厳正な選考を行い、すべての応募者に合否を通知しますので、確実に受け取れる連絡先を正確に記載してください。

応募にあたっては、スキルはもちろんのこと、熱意と参画意欲をぜひ記載してください。ほぼこの欄で合否が決まるといっても過言ではありません。これらはスキルよりもチームの他のひとたちに影響するからです。

1名(通称、ピン)でも応募できますが、最大3名までのメンバーで同一チーム編成希望を示すことができます。その場合、それぞれメンバーは自分で申し込みをしますが、そこで同じ「タグ」(例: #熊鈴) などを決めて、申込書に記載してください。希望はできるだけ尊重したいと思いますが、人数調整や参加資格審査の影響で調整されることがあります。

なお、オンライン参加も可能です。十分楽しめるかもしれませんが、実際にオンサイトで参加する場合とはユーザエキスペリエンスは大きく異なると言われています。

合否発表、チーム編成からはじまる準備

チーム: 合否発表後の数日で、チームの編成関連の情報をお知らせします。参加者は同じチームのメンバーと連絡を取り合い、競技に向けた準備を行います。「準備期間からHardening競技は始まっている」のです。チームはさまざまなスキルを持つ人々で構成されていますので、互いにリスペクトしつつ、必要なスキルを習得することも重要です。
参考図書: https://booth.pm/ja/items/4150969

YouTube: 過去のSoftening Dayの記録は公開されています。また参加者が書いたWrite Up的なブログも多数見つけられることでしょう。同じ競技が繰り返されることはそうありませんが、それでも、Hardening競技の雰囲気や、準備すべき技術的・その他のツールについての情報を得ることができます。 アーカイブ映像

Discord: 競技のコミュニケーションは主にご用意したDiscordサーバを通じて行われます。Discordでのコミュニケーションを最優先するべきです。ここでは他のチームやKuromame6、Iromame7とも接点を持つことができます。また、競技を支えるMarketPlaceの企業の担当者とも会話する機会があります。チームごとのスペースはDiscord上に設けられます。しかし、自チームで他のツールを使うことも可能です。特に問題となる行動がない限り、その使用は制限されません。

競技会旅程

会場は、札幌あるいは新千歳空港から高速道路で2時間以内と、そう遠くない場所です。今回は安全を考慮し、会場の宿泊施設に宿泊することを推奨します。ルスツホテルのカンファレンスレートが適用される予約手段は、参加承認されてからお知らせします。

北海道滞在は、最短でも競技前日Preparation Day(10月4日)からAnalysis Day(10月6日)の夜までを確保してください。理想的なのは、Analysis Day翌日までの滞在です。

Preparation Day

競技の前日は、チーム構成から続いた準備期間の最後の日です。遅くともこの日までには競技環境が明らかにされます。競技会場では、競技環境が準備されているところです。この日の詳細は追って参加者にお知らせします。チームごとに集まって、最終準備をしてください。

Hardening Day

第一日目は、Hardening Day です。 この日の朝9時までに、指定される場所にチーム全員集合してください。この日は開会式の後、8時間の競技となります。

競技参加者、スポンサー、マーケットプレイス、運営スタッフ、実行委員会の総勢がこの競技に集中します。あらかじめ来場が承認されていない方は入場できません。

Analysis Day

翌日、第二日目は、Analysis Day です。 全ての参加者は競技終了翌日のこの日に、チームで分析し、振り返り、まとめていきます。そして、後日開催されるSoftening Dayで発表する内容を選んでいくことになります。

Analysis Dayの進行は、オンラインで実施する予定です。なお、この日は、マーケットプレイスを含む運営関係者のサポートをオンラインで受けることができます。

チームは、この日の指定された時間までにおおよそ発表の全容をまとめて指定された形式の資料を提出します。その後、Softening Dayまで、プレゼンなどの練習をします。

Softening Day

10月28日、東京都内会場を放送スタジオとしてSoftening Day を開催します。

いずれにしても参加全チームは競技の振り返りプレゼンを行います。他のチームの実践から多くの気づきがあります。また、攻撃チームや環境整備チームからの解説など、不可欠なノウハウを数多く学ぶことができます。

そして参加者全員の健闘はもちろんのこと、いくつかの表彰により勝者を讃えます。ご支援くださったMarketPlaceの企業向けの表彰も行います。表彰を受けたら、「大きめの声で」喜びましょう。表彰者へのお礼の言葉もお忘れなく。 ;-)

有益な情報共有は積極的に

参加者調査票、ブログなど、さまざまな形で学びを共有をしてください。競技資料の詳細を除き、概要レベルでは含めていただいて構いません。

Hardening Day、Softening Dayの模様は、YouTube Liveで放送されるほか、さまざまな成果をオフィシャル発表会であるWASNightでも発表され、共有されます。

参加者やマーケットプレイスの企業様が主催される、勉強会や振り返り会のようなミートアップの開催も歓迎です。実行委員会メンバーも、個々に可能な範囲で参加したいと思います。

競技参加者の応募条件

参加者は以下の条件を満たしていなければなりません。お申し込みの提出にあたっては、この条件を全面的に承諾しているということになります。

  • 所属の開示: 参加者は匿名ではなく、所属団体が必要です。参加者の所属する会社名は、特に希望や許可がない限り公開しません。なお、18歳未満の参加者は、保護者との連絡の上、同意書など必要な書類を提出できることが必要です。
  • 費用負担の原則: 参加者は原則として自身のパソコン、ソフトウェア、通信、宿泊、食事の手配を含む全ての費用を自己負担します。
  • 健康状態: 参加者は、来場して参加する場合、特別な支援なしに会場を往復でき、全行程に参加できる程度に健康であることが期待されています。なお、当日の不調などの場合は遠慮なく相談してください。
  • 言語: 参加者の人種、出身国は問いません。競技関連の情報は日本語(必要に応じて英語)で提供されます。
  • 全行程参加: 準備期間、Preparation Day、Hardening Day、Analysis Day、Softening Dayすべてにオンライン・オンサイトを問わずライブ参加できること。
  • ルールの遵守: 「来場者のしおり」「競技資料」などで示されるガイドラインやルール、提出物の〆切日時などの取り決めに協力し、最善を尽くして守ること。
  • 秘密保持: 学んだことや仲間との団結を共有することについては奨励しています。しかし、関係者のプライバシーはもちろんのこと、競技会に伴って提供されるConfidential/内密扱いとして開示されるシステム構成や技術情報などについて内密を保つこと。
  • 記録・報道: イベントの様子は、主催者やプレスによる報道、中継、写真などにより予告なく公開されることを承諾すること。
  • チーム協力: 参加者は、実行委員会と、アサインされたチームに、迅速かつ誠実に協力することが求められます。この競技会を楽しむために最も重要な点です。

キャンセルについて

チームと相談し、事務局までお早めにご相談ください。

競技参加費用

現時点でハードニング競技会は参加費用を受け取っていません。無料です。但し、競技会期間中に提供される食事(競技日昼食、茶菓、飲み物)ならびに懇親会費用をご負担 (目安:8000円、現地受付時に現金で支払) いただいています。

応募〆切と参加承認スケジュール

募集期間: 本発表即日〜8月10日 17:59

一般参加の応募と早期登録のメリット (Early Birds)

意気込みを評価し、早く審査します。特に連絡がない場合、一般選考枠として発表までお待ちいただくこととなります。締切日は一般応募と同様です。

シード権保有者

MINI HardeningやMicro Hardeningなどの、関連するイベントで、シード権が与えられることがあります。その場合は、シード権保有者であることを示すとともに、主催者から事務局にその旨伝えられる必要があります。いずれにしてもこのシード権を保有する人も審査しますので、応募してください。締切日は一般応募と同様です。

サポーター推薦枠

Hardening Projectへのスポンサー・サポーターに割り当てられた推薦枠です。他の参加者同様、意欲と熱意の高いご応募の記載が必要です。スポンサー推薦だとしても審査の結果落選することがあります。締切日は一般応募と同様です。

全応募者、全参加者への特記事項

いずれの場合も、審査結果、選考通過通知を受け取るまでは、参加決定になりません。
なお、本イベントご参加で、(ISC)2認定資格保持者様のCPEクレジット(16ポイント)が取得可能です。

全選考結果発表: 8月18日予定

ご質問があれば、Hardening Projectサポート(support at wasforum.jp)までお尋ねください。

Hardening 2023 Generatives 応募フォーム

twitter: @WASForum ハッシュタグ: #Generatives #H2023G
Hardening 2023 Generativesでお待ちしています。Hardening Project 実行委員一同