「衛る」をあきらめない意思と共に – Hardening Project
サイバーセキュリティをめぐる状況は、傍目に見ると混迷を極めているように見える。
なくならない情報漏洩、なくならないセキュリティ事故。セキュリティ製品が豊富にあり、網羅的なセキュリティ標準、数々の認定資格があるにもかかわらず、 なぜこのような事態が続くのだろうか。
これは Hardening Project 企画当初からの大きな問題意識だった。
我々はこれまで9回にわたり競技を開催し、最高の「衛る」技術を持つトップエンジニアを発掘・顕彰してきたが、インシデントレスポンスの最前線からの報告では、残念ながら事態が飛躍的に改善したとは言えないようだ。
そこで我々はハードニング方法論の模索と共有だけでなく、革新的なハードニング技術の開発、発見をも目的として、Hardening Projectとしての2017年度の取り組みを開始する。
我々は確信を持てない情報ソースに惑わされることなく、実システムを対象として検証を重ね、自分たちの手で最高の「衛る」技術を確立するのだ。
「衛る」をあきらめない意思と共に
Hardening Project 実行委員長 門林雄基
2017年最初の競技開催について
2017年6月23、24日、沖縄県宜野湾市にて、2017年最初、かつHardening Projectとしては第10回目となる競技会を開催いたします。募集開始まで今しばらくお待ちください。ハッシュタグは、#h10cf となります。
2017年度は、国内外で開催される MINI Hardening や、各企業・団体主催の Hardening イベントなど Hardening Project が直接・間接にご支援するイベントとも連携して展開していきます。また、秋には、これまで Hardening Project に参加・参画してこられた方々とともに、これまでの学びと今後の課題を集結させる会合を実施する計画です。
意欲のあるエンジニア、ビジネスパーソン、スペシャリストの、より多く・より幅広いご参画を期待しています。
また、2017年度の活動に向けて多くのご支援・スポンサーのお申し出をありがとうございます。
引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。