ハードニングプロジェクト本日10月29日、かねてよりお知らせしておりましたHardening Projectの本年度第2回目の競技会について詳細を発表し、また本日より参加者の募集を開始したことをお知らせします。

Hardening 2020 Business Objectives(略称、ハードニング・2020・ビーオー)と名付けられたこの競技会は、2020年1月24日と25日の2日間、沖縄県名護市、万国津梁館で開催します。この競技会には、IT技術者はもちろんのこと、セキュリティに間接的に関係する非技術者のご参加も熱烈に歓迎しています。

この度の競技会の詳細、ご参加については、Hardening 2020 BO 募集要項をご覧ください。

Hardening 2020 BO 開催に向けて

− 我々は、前例にとらわれすぎていないだろうか。

問題に当たって突破口を探すときのこの常套句は、セキュリティに携わる者すべてに毎日突きつけられている。

我々 Hardening Project は、競技の基本的な考え方は踏襲しつつも、常にその時々のトピックや新たな発想を採り入れ、それに応じて競技環境やルールをデザインし、新たな競技のステージを提供してきた。

これは、セキュリティ堅牢化のプラクティスを、より実践的なものに創り上げていこうという強い意思に基づいている。同時に、本当の衛る力を持つ参加者を、これまでの参加経験者に限ることなく、全国各地から発掘していかねばならないという使命感の表れでもある。

この思いに沿って、我々は、これまでの前例にとらわれず、自由闊達に競技のステージ上で能力を発揮できる人々の活躍する姿を求めている。その人々の「強さ」は、単に「競技」の経験に裏打ちされたものではないはずだ。

実際、それぞれの参加経験者のこの競技における膨大な意思決定と経験からの気づきは無数にあるが、そのうちあえて言語化して伝えられるものは、ほんの一部に過ぎない。また優勝経験者はじめ参加者のチームのブログ記事や体験談は多くあるが、言語化され、抽象化されて伝えられたものから、読者の日々の実践的スキルに転化するには、さらなる修練が必要であることは言うまでもないだろう。

そこで、2020年を迎える今、私たちは、この新たな時代の幕開けと共に、我々は「衛る総合力」を希求する新たなブルーオーシャンを設定し、セキュリティ堅牢化の意義を問いたい。

この前例のないステージで、前例にとらわれない実践者とともに、共に競技を通して自由闊達にセキュリティ堅牢化の意義を探索しようではないか。

Hardening Project実行委員長 門林雄基

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Hardening 2020 BO募集要項