Hardening II SU

本日3月25日、かねてよりお知らせしておりましたHardening Projectの本年第一回目の競技会について詳細を発表し、また本日より参加者の募集を開始したことをお知らせします。Hardening II SU(ハードニング・ツー・エス・ユー)と名付けられたこの競技会は、7月4日と5日の2日間、北海道札幌市で開催します。

Hardening 競技会は、これまで参加したことのない、技術者、非技術者を熱烈に歓迎しています。もちろん、Hardening ZeroからのすべてのHardening本大会の参加経験者、さらに、MINI Hardening、Micro Hardening、また企業内で開催されたすべての堅牢化競技会の経験者も歓迎します。これにより、セキュリティ堅牢化を目指す「それぞれがセキュアになる手だてを選択し、それぞれのゴールに到達する」ことの価値を顕在化し、共有する機会としたいと考えています。

この度の競技会の詳細については、Hardening II SU 募集要項をご覧ください。

Hardening II SU 開催に向けて メッセージ

− 我々は、スピード感をもって「衛る」ことが出来ているだろうか。

我々 Hardening Project はこれまで、衛る総合力に優れたチームを発掘し、顕彰してきた。しかし、競技終了後の事後評価だけでは見えてこないことも多い。たとえば、リアルタイムに的確な状況認識ができていたかどうか。判断やコミュニケーションを先送りにせず、組織として前進できていたかどうか。事象ごとに適切なスピード感をもってハンドリングし、結果として迅速な事案対処ができたかどうかが今、まさに問われている。

これらが問われるのは Hardening の競技環境の中だけではない。国内外で続発しているインシデントを俯瞰して浮かび上がってくるのは、このようなスピード感の欠如だと言わざるを得ない。

たとえ、セキュリティが専門でなくても構わない。当事者意識をもって、顧客やビジネスへの影響をイメージして適切な優先度で動けるかどうか。そして、当事者としての動きが、日々の訓練や演習の成果を反映した、洞察と経験に裏打ちされたものであるかどうか。これらが、インシデント対応の端々に滲み出てくるのだ。

だからこそ我々は Hardening を提供しているのだ。

今回、我々は「衛る総合力」を希求する新たなステージを設定する。そう、これは本当の「衛る総合力」を備えた「組織のかたち」を探す旅の、新たなステージなのだ。
スケール感の大きな土地で、新たな好循環を生み出そうではないか。

Hardening II SU 開催に向けて、
Hardening Project実行委員長 門林雄基

ハッシュタグ

#HIISU #北海道

詳細は:

Hardening II SU 募集要項

Hardening Episode: 熱意は競技参加者を凌ぐ勢い!? セキュリティ競技Hardening Projectに参加するスポンサーベンダとそのチャレンジ

Hardeningエピソード

セキュリティ脆弱性が放置されたECサイトを、8時間という限られた時間の中で堅牢化し、売上などを競うHardening Dayと、競技中での学びを共有する Softening Dayのセットで開催される、“衛る” セキュリティ競技Hardening Project(以下、Hardening)。2018年の第一回目は7月に沖縄県宮古島市JTAドームにて開催され、競技参加者たちと運営スタッフやスポンサーなど150名以上、さらに地元見学者も50名以上が集った。

※Hardening Projectの競技環境の全ては、情報通信研究機構(NICT)のテストベッド「北陸StarBED技術センター」にて構築されている。

 本競技会でのスポンサーたちは、ただの“スポンサー”だけではない。多数のベンダが、一般競技参加者と同じか、それ以上の熱意をもって“競技参加”しているのだ。今回の記事では、この競技会にスポンサーベンダが参加するための仕組み「マーケットプレイス」について、競技環境の構築全てを一手に担う、Hardening実行委員の安田真悟氏へ話を聞いた。スポンサーベンダがどのような商品やサービスを引っさげて参加しているのか、ということにフォーカスして、お伝えしていく。また、最も競技チームへの貢献が高いベンダを表彰する「MVV賞」を受賞したばかりの、シスコシステムズ合同会社(以下、Cisco)の坂本祐一氏のミニ・インタビューを織り混ぜてお送りする。
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