SGR2016
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山口 英 教授
山口 英 教授

今こそ行動しよう Suguru Yamaguchi memorial conference, SGR 2016 – Security Groups Roundtable, 2016.9.23

セキュリティは随分、見通しの悪い業界になってしまいました。日本には高度に発達したアジェンダをそれぞれ取り扱うコミュニティがあり、さらに産業セクタごとに分化する兆しを見せています。そのような活動を続けることは素晴らしいことですが、このまま続けて、セキュリティ目標は達成できるのでしょうか。そもそも、大局観をもって目標について議論することすら、やめてしまっているのではないでしょうか。

そう、誰かが考えてくれているはずと。

我々は初代補佐官が亡くなってしまった今、大局観を自分たちの手で取り戻し、行動様式や思考様式の異なる仲間達と、また活躍のフィールドが全く違う仲間達と垣根を越えて議論を尽くす必要があります。今こそ、産業セクタやコミュニティごとの取り組みを持ち寄り、ポジショントークではない、垣根を越えた情報共有を目指そうではありませんか。互いを批判することなく、ベストプラクティスも失敗談も共有しようではありませんか。

門林雄基(奈良先端大, SGR2016 実行委員長)

開催概要

本カンファレンスはサイバーセキュリティに関するステークホルダが一堂に会し、それぞれの産業セクタやリージョンにおける取り組みの活動報告を交えつつ、日本が世界のサイバーセキュリティ向上に対してなしうる貢献、および世界のサイバーセキュリティ目標と、世界各地における現状とのギャップ分析などについて議論します。また、行動計画やアジア・アフリカ圏との連携などについても展望するカンファレンスとなることを目指します。

来場者登録

会場: 御茶ノ水 ソラシティ・カンファレンスセンター(収容人数300名程度)
日程: 2016年9月23日
時間: 9:30 – 18:30、またナイトセッションも計画中です。
参加費用:参加者お一人 1万円(税別)
参加募集人数:200名 程度
参加申込登録:登録用サイト(Peatix)からの登録・参加費用お支払により登録完了となります。

運営方針

本カンファレンスは、当分野における先駆的存在である故 山口英 教授のメモリアル・チャリティカンファレンスでもあります。本カンファレンスの収益金はすべて、「山口英先生とともにMSA研究を支援する会」への寄付に充てられます。

“SGR”

Security Groups Roundtable / Security, Governance and Resilience 等を多義的に表す頭文字です。また、「スグル」とも読めます。

Associated Security Groups

  • 一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター
  • 一般社団法人 ICT-ISAC
  • 社団法人 日本クラウドセキュリティアライアンス
  • 日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会 シーサート協議会(NCA)
  • 日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)
  • 一般社団法人セキュリティ対策推進協議会(SPREAD)
  • データベース・セキュリティコンソーシアム
  • 特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
  • 一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
  • フィッシング対策協議会
  • 一般社団法人 日本CISO協会
  • Hackademy Project
  • (ISC)2 Japan
  • OWASP Japan
  • WASForum Hardening Project
  • その他、教育機関、企業などからご参画・ご支援いただいております。

Featured Sessions

SGR 2016プログラム委員会は、セキュリティ業界の、中でも特に「サイロ化」され、個別に取り扱われているアジェンダを「点」としてとらえ、その「点」と別の「点」を結んでいくセッションを企画しています。ここでは幾つかのセッションについて、プログラム委員会での議論の一部を紹介します。

サイバーリスク × サイバー法

ウイルス作成罪、不正アクセス禁止法などサイバー法整備が進んだ結果、おそらく法案作成者が意図しなかったであろう副作用が生じています。サイバー法による萎縮効果とは。進化するサイバーリスクに対する、現行サイバー法の有効性とは。

サイバー法 x インフラ設計

世界のサイバー法整備は急速に進展しています。これに呼応し、国内外に顧客を抱える全てのネットビジネスはインフラ設計の見直しを迫られています。欧米の駆け引きの狭間で、日本のビジネスはどう立ち回れば良いのでしょうか。

IT利用 × セキュリティ対策

クラウド、モバイルの浸透によりITの利用形態はここ数年で大きく変化したと言えます。そのような状況で、レガシーITのみを前提としてセキュリティ対策を構想することはもはや危険で、生産性に対する脅威であるとも言えます。ホワイトカラーの生産性とセキュリティを両立するにはどうすればいいのでしょうか。

人材育成 × 産業ニーズ

サイバーセキュリティ人材の不足を受けて、産学官で様々な人材育成プログラムが進行中です。これらの人材育成プログラムは、産業ニーズに応えることが出来ているのでしょうか。

トップガン × ロックスター

トップガン待望論がなぜか注目を集める中で、セキュリティオペレーションの現場では安定感のある仕事をこなせる人材への期待が高まっています。火消しの現場を渡り歩くトップガンに対し、日々ログやシステムと格闘し、組織を守る人材こそがロックスターと呼べるのではないでしょうか。

SGR2016 プログラム委員会

さまざまな観点と活動のあるセキュリティ関連団体から、ボランティアとして結成したプログラム委員会です。

  • 衛藤 将史 情報通信研究機構/ITU-T
  • 岡田 良太郎 株式会社アスタリスク・リサーチ / OWASP / Hardening Project
  • 門林 雄基 奈良先端科学技術大学院大学 /ITU-T / Hardening Project
  • 北野 晴人 デロイトトーマツリスクサービス株式会社 / (ISC)^2
  • 神薗 雅紀 PwCサイバーサービス合同会社
  • 小山 覚 NTTコミュニケーションズ株式会社 / ICT-ISAC
  • 高橋 正和 日本マイクロソフト株式会社 /JNSA
  • 徳田 敏文 日本アイ・ビー・エム株式会社 / NCA
  • 永沼 美保 日本電気株式会社 / ISOG-J / ITU-T / ITU-D
  • 前田 典彦 株式会社 Kaspersky Labs Japan / JNSA / ISOG-J
  • 満永 拓邦 東京大学 / JPCERT/CC

(五十音順、団体名は略称・通称であることがあります)

サポーター

支援者の募集について

本カンファレンスに支援をしてくださる企業・個人を募集しておりましたが、大勢のお申し出をいただき募集を終了いたしました。
お申し出に感謝いたします。

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