Hardening Project 2026 “Agentic Collapse” の競技会(2026年10月5日〜8日・函館サーモン・まるなまアリーナ)に参画する競技参加者が決定しました。
8月10日の締切までに多数の熱意あるご応募をいただきました。ひとつひとつの応募書類から、堅牢化への挑戦にかける意欲を受け取りました。ご応募いただいたすべてのみなさまに、心より御礼申し上げます。
選考の結果、96 名を競技参加者としてお迎えします。96 名は 8 名ずつの 12 チームに編成し、10月6日の Hardening Day では、この 12 チームが攻撃を受けながら EC サイトのビジネスを衛り抜くことを競います。
参加者のプロファイル
今回の 96 名の顔ぶれを、応募フォームの集計からご紹介します。
若い実践者が主力です。 20代が 67 名、10代が 4 名。あわせて全体の 7 割を超えます。30代が 14 名、40代以上が 11 名と、経験ある実務者がそこに厚みを加えます。大学・高専・専門学校などに所属する学生は 25 名で、およそ 4 人に 1 人にあたります。
全国から函館に集まります。 出身は 17 都道府県にわたります。東京 28 名・神奈川 16 名のほか、開催地の北海道からも 13 名。宮城、奈良、沖縄、秋田、鳥取、石川など、まさに全国から開催地入りします。
約 6 割が、Hardening シリーズのイベントへの初めての応募です。 一方で、Micro Hardening や Hardening Designers Conference、SC4Y、学内の Hardening 部活動などを経てきた経験者も各チームに加わります。初めての挑戦者と経験者が同じチームで組むことは、Hardening の競技がずっと大事にしてきた編成です。
持ち味はさまざまです。 応募時に選択されたスキル(複数選択)で多かったのは、セキュリティ運用・監視 42 名、インフラ構築・運用 32 名、システム運用 29 名、脆弱性診断・ペネトレーションテスト 28 名、インシデントレスポンス 26 名、アプリケーション開発 23 名。一方で、対外組織との連携対応 20 名、プロジェクトマネジメント 17 名のほか、カスタマーサポート、受発注・調達、販売・営業、広報/IR、デザインを持ち味とする方もいます。競技で問われるのは売上・顧客対応・説明責任・経営陣やメディアへの対応・技術的対応・復旧対応であり、技術的対応はそのひとつの軸です。多様な持ち味の 8 名がひとつのチームとして機能することが、そのまま競技力になります。ちなみに「ケーブリング・8の字巻き」を選んだ方も 7 名います。現場ではきっと頼りになります。
生成 AI・エージェントの経験が、壮観です。 生成 AI の業務日常利用を選んだ方が 41 名、AI エージェント構築・運用が 11 名、AI セキュリティ(プロンプトインジェクション・LLM 脆弱性対策)が 8 名、ローカル LLM 運用・統合が 5 名。AI に関わるスキルをひとつ以上挙げた方は 96 名の過半数にのぼり、自由記述でもほぼ全員が AI やエージェントの活用・統制について自分の経験を書いておられました。
選考で重視したのは、参画理由と意欲です。 スキルの完成度よりも、応募書類に自分の言葉で書かれた「なぜ参画するのか」「チームとコミュニティに何を持ち込むのか」を読みました。経験の浅さを率直に書いたうえで挑戦の意思を示した応募が、多く選ばれています。
ここからのスケジュール
各チームはすでに顔合わせを始めており、8月29日にはオンラインでキックオフを行います。
約 2 か月弱、チームごとに準備を重ねて函館に向かいます。
本戦は次の 4 日間です。
- 10月5日(月) 開催地入り、チームミーティング、準備
- 10月6日(火) Hardening Day — 競技日。攻撃下で EC サイトを運営する 1 日
- 10月7日(水) Analysis Day — 自チームのログ・記録の整理、起きたことの分析、ネットワーキング
- 10月8日(木) Softening Day — 全チームが「やられたこと・気づいたこと」を開示・共有する 1 日
会場は函館サーモン・まるなまアリーナ(北海道函館市)です。競技参加者のほか、MarketPlace として参画するスポンサー各社、オブザーバを含め、会期中は 200 名規模が会場をともにします。
見学のご案内
今回の競技会は、会場での見学の機会を設けます。
- Hardening Day(10月6日) は、14時から一般見学会を行います。12 チームが攻撃対応のさなかにある会場の空気を、そのまま見ていただけます。
- Softening Day(10月8日) は、終日見学いただけます。各チームが競技で起きたことを開示・共有する 1 日で、Hardening のエッセンスがもっとも凝縮される時間です。
見学の参加登録フォームなどは、準備が出来次第このページでお知らせします。函館近郊のみなさま、また全国の堅牢化に関心を寄せるみなさまのお越しをお待ちしています。また、両日ともオンラインでのリアルタイム中継も実施予定です。会場までお越しになれない方も、当日の様子をご覧いただけます。
おわりに
Hardening は、堅牢化を競うことから始まる一連のイベントです。10月の本戦のあとには、11月28日に Softening Returns!(ハイブリッド開催)を予定しており、競技会の学びをコミュニティに還元していきます。
96 名の挑戦と、それを支えるみなさまの参画を、どうぞ楽しみにしていてください。

